17. 人は3秒しか待てない

2023.07.10

 

3秒で何を伝えればよいのか。

レシピでは、革の素材感を活かし、圧倒的に柔らかい靴を設計していました。

ここで、 「驚くほど柔らかい」という言葉を設定しました。

それだけをまずお伝えする。

3秒も要りません。

 

ホント?て思っていただければ、靴に触れていただけるかなと。

ここで大切なのは、靴を購入するときに、お客様は必ず 試し履き をするということです。

靴は試履きをしないと、絶対に購入に至らない商品です。

それは、靴の購入の意思決定は、自分の足に合うか合わないか、それ以上に、 痛いか痛くないか という強い要素にかかわるからです。

痛いか痛くないか に購入意思がかかわる商品は、靴とブラジャーだそうです。

どちらも、立体である、左右がある、サイズ要素が複数(靴ならサイズとワイズのように)。

試履きをしていただく、ということは、靴接客において、とても重要なことです。

柔らかい靴を(価格と量産背景を用意した上で)実現したのが、レシピの靴ですので、 是非試し履きをしていただきたい。

履いてみようと思っていただくために、「驚くほど柔らかい」というキャッチコピーで、 興味を持っていただけるかなと。

それで、当初コンセプトを「驚くほど柔らかい日本製革靴を1万円以下で」としました。

レシピを発売させていただきました当時、全て1万円以下の定価でした。

 

 

 

 

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