25. 生産背景 量産背景

2023.07.11

 

どんなに優れたものも必要とされる値段、量で生産できなければ意味がない。

先程そのように表現させていただきました。

これは、私が社会人を始めた時に勤めた業界、電気電子部品業界での経験から、 自分が腑に落ちるように、まとめた言葉です。

6年間、ファクトリーオートメーションに関わる仕事をさせていただきました。

2004年頃ですから、iphoneが世に出たころの経験です。 先輩の話です。

 

「前田、iphoneには、数百の種類の部品が、合計で5000以上使われている。 これらが、全部、世界に同時に億を超える台数のiphoneが供給されるためには、 その数百の部品全ての【量産体制】が整っていなければならない。 必要とされるコストも同時に実現しなければならないし、電子部品だから品質不良は論外。 量産体制が無い状態で、商品の良さを語るのは、ただの夢物語なのかも。 iphone以外に、車、携帯ゲーム機、ベアリング、ハードディスク、全て同じ。 量産体制が整っているから、世の中が変わる。量産は一番大切。量産は美しい。」

 

その教えは、今はレシピの靴を、1万円で、自社工場で量産できるように設計するということにつながっています。

静岡本社工場 年間75000足 年間国産革靴生産実績 約13万足。

本社の生産能力がオーバーする分は、国内の協力工場で生産しております。

靴を生産する材料は弊社がもちろん仕入れを行い、支給する形で生産を行っております。

靴レシピにおいて、国内加工・組立率は100%です。

裁断と縫製は、国内100%です。

 

 

 

 

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