25. 水の相性

2023.07.11

 

7項と24項で、革について触れてきました。

皮と革2種類の漢字がありますが、皮膚の状態を「皮」といい、食肉として加工された後に残るのも「皮」です。

。その皮を鞣し(腐敗を防ぐなどの処理を施し)、製品に加工できる状態にしたものが「革」です。

そして、その革を加工して製品になったものが、靴や鞄、鞍などです。「革」という字が使われているのも、その名残です。少し余談でした。

革の生産では、大きな樽のような設備に皮・水・薬品を入れて鞣していきますが、それぞれの相性が非常に重要です。

具体的には、水のpHや水質です。酸性かアルカリ性か、軟水か硬水かといった違いが影響します。

革生産タンナーさんに聞いた話です。

(すみません、事実と異なってはいけないので、この水質の部分だけチャットGPTで確認作業しました)

たつの市の生産エリアの水質は、弱アルカリ性。ミネラル分が比較的安定している。

最も一般的な鞣し方法であるクロム鞣しとの相性が良く、結果として柔らかく均一な革が仕上がります。。

感覚的に言えば、クセの少ない革です。また色を付ける染料が均一に皮と馴染むため、発色が安定しやすい革となる。

そのため、バッグや革手袋、革小物など、ファッションアイテムの量産に適しているそうです。

一方で、レシピの革を多く生産していただいている高木エリアの水は弱酸性で、有機物の成分もたつの市とはやや異なります。鞣した後は、コシと締まりのある革に仕上がります。また、自然の変化(経年変化)が出やすい革となるため、革の味を楽しめる革にもなる。より天然に近い風合いの革になると言われています。

レシピのオリジナルの革をつくるときは、コシと柔らかさを重視したため、高木での生産を選択しました。

このように、水質は革の品質や特性、さらには量産性にも大きく影響します。

余談ですが、おいしい紅茶を飲むのに適した水質は、ミネラルが少ない超軟水 と聞きました。

紅茶にも水質が関係しているのは興味深い点です。

靴の重要な部品、中底も紙です。紙づくりにも水は重要で、現在良質の中底紙をつくれる工場は、北越製紙1社のみ。これも北アルプスの良質な水源が関係していると考えられます。

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